しきたんの自由なブログ

思うことや感じることを、けっこう自由に書いてるブログ。

日曜昼下がり、凍狂地下のベルトコンベアにて

やっぱり変だ。

 

クリームクリスピードーナツの店員のキラキラピカピカした笑顔。

 

今日は東京、いや凍狂(笑)に行く用事があって

カフェでMacbookAirを開いてカチャカチャやる、あのノマドスタイルを久々に体現していた。

 

 

「お次でお待ちのお客様、大変お待たせしました〜!」

と言われて前に進む。

 

何回「お」をつければ気がすむんだ、というほどの丁寧さ。

 

 

以前遊びに行った手仕事マルシェで作品を販売していた女性が、

「たくさん売ればいいというものじゃないんです。「気持ちごと渡せる数」というのがあって。ちゃんと気持ちを込めて作り、渡すようにしているんです。」

と言っていた意味がやっとわかった。

 

過去記事:

【レポ】「フリーお金!?」狩猟民族の暮らし方に学ぶ、「贈りあって」ギフトで暮らす30人のシェアハウス@ウェル洋光台 - しきたんの自由なブログ

 

 

これはロボットだ。

 

人間の形をしたロボットがここにいる。

 

彼女たちはこのシフトが終わったら、深呼吸して伸びをして、人間に戻るわけで、もちろん人間なのだけど、いまこの時間はロボットと化している。

 

決まった言葉しか言わないわけではない。必要に応じて客の質問には的確に答えてくれる。

 

“コーヒー+お好きなドーナツで440円”

「どのドーナツ選んでもいいんですか?」と私

「どれでもお選びいただけます!オリジナルグレーズドは440円、その他は差額が加算されていきます」と店員。

 

私も、こういうベルトコンベアで働く時はそうしてきた。効率よく、正確に、できる限り丁寧に。これが働くということだと、普通のことだと思っていた。

 

でも、これって、はっきり言って人間対人間の会話ではないだろう、さすがに。

次から次へと客がやってきて、私の質問に答えたあと、息つく間もなく「お次でお待ちの・・・」と始まるのだ。

 

 

この店に入る少し前に、たまたま見かけた物産展で、信州の農家の方から有機にんじんのパウンドケーキと有機たまねぎを買った。

たまねぎを渡していただきながら「このたまねぎ、とても甘いので生でも食べられますよ!」とスタッフの方。

「そうなんですね、ありがとうございます」と私。

 

たまねぎが陳列されていた棚に“甘いたまねぎです。辛口のカレーも甘口に!”と書いてあったから、明日作る予定の鱈のパスタにでも入れようかな、と思って手にしたのだが、なんと「生でもいける」という。

 

ならば、たまねぎは家にあるものを使い、このたまねぎはサラダに入れてしまおうか、どうしようか、そんなことを考えた。

 

 

すでに私はたまねぎの使い道を考えて買っているのだから、サラダでもいけます、という内容は必須の情報ではない。むしろ、その情報で私は悩み始めてすらいる。笑

 

ドーナツとドリンクのセットについては、質問しなければ私はドーナツを選べなかった訳だから、あれは必須の会話だった。

 

でも、話せてよかったな、買ってよかったな、と思うのは

たまねぎを売ってくれた彼女との方だ。

 

必要・不必要とかが関係ないことこそ、楽しいのだ。

その楽しみがなくなってしまうほどの、大量生産大量消費、加えて大量接客は、やっぱりちょっと違うんじゃなかろうか。。

 

 

この店舗は70席あるという。なかなか広い。ゆっくりコーヒーとドーナツをつまみながら文章でも書こう、と思っていたところ、この大量接客とその結果としての大量の客による人口密度にやられながら想定外にこんな文章を書いてしまった。

 

隣の、女性とおそらくゲイの男性の、おすすめハンドクリームの話を聞きながら。席と席の間隔もだいぶ狭くて、つねに満席、どころか顔を上げてみると20名ほどの客が並んでいた。ベルトコンベアは外まで続く。

 

有楽町マルイ地下1階のクリスピークリームドーナツにて。抹茶チョコレートオールドファッション+ホットコーヒーのセットで、470円也。

 

 

(写真は撮り忘れました)

 

 

勢いに任せて省いても良い装飾や情報をつけたまま書いてみたけど、文章っていうのもまた、必要・不必要関係ない、言ってみれば無駄なものこそ楽しいんだよね、そういえば。

 

 

 

書き終わって思ったんだけど・・・

たぶん、昨日拝読した熊谷 真士 (id:manato-kumagai) さんの記事に無意識に触発されてこの記事は書かれました、ということを付け足しておきます。

彼のように面白おかしくは書かないっていうか書けないけど、昔mixiとか忘備録ブログで書き散らかしていたあの感覚を思い出しました。ありがとう!

スタバでダベる女子大生に対し畏敬の念を禁じ得ない - もはや日記とかそういう次元ではない

 

 

 

 

マハロ!

 

 

 

しきたん / 原口色(Shiki Haraguchi)

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