【レポ】「フリーお金!?」狩猟民族の暮らし方に学ぶ、「贈りあって」ギフトで暮らす30人のシェアハウス@ウェル洋光台
「ほんとうに好きなことしかしない暮らしをなんとか実現できないものかなあ。お金とかその他交換条件なしにみんなが無償で与え合ったらできるんじゃないのかなあ・・・」
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「すでに取り組んでいる人(コミュニティ)があるんじゃないかな、行ってみたいな」
と考えていたところに、こんな記事を発見。
初めから意識したというより気が付いたらそうなっていたんです。人が本当に安心して暮らすことを突き詰めたら、人がつながり、贈り合う暮らしになっていたんですね。
こ、これは!! もしやまさに!?
記事を読んだ数日後にハウスメイトの方が市(マルシェ)を一般公開で開催すると聞いて、さっそく行ってきました。
洋光台は、横浜市磯子区の住宅街な町。10分ほど歩いて市に着くと、上記のインタビューを受けていたオーナー代行戸谷さんの姿が!そして、記事を見て「これは」と思ってきた方が私の他に二人いたので、戸谷さんによるウェル洋光台ツアーが敢行されることに☆
この規模だから良い、小さな市。
11月の小さな市@洋光台 栗木神社前(第21回) | Facebook
主に地元繋がり仲間中心の美味しい・楽しい・素敵なモノ
・コトを集めた、fukumimi工房&自宅ガレージで 開催している名前通りの小さな手づくり市です。物販の他 、WS・ヒーリングなど体験出来ること、ミニ・フリーマ ーケットや種の交換会もあります。楽しい持続可能なライ フスタイルを創造(想像)して移行(トランジション)す る、トランジションタウン的な考え方を大切にしています 。
ウェル洋光台住民の方の手作り石鹸や、オーナー代行の戸谷さんの奥様による手作りスイーツ。他、野菜やアクセサリー、革細工など、すべて手づくり。
出店者の方にこんなことをお話しいただきました。
「たくさん売ればいいというものじゃないんです。「気持ちごと渡せる数」というのがあって。ちゃんと気持ちを込めて作り、渡すようにしているんです。」
ちなみにその方は、美術ワークショップを実施したり、間取りイラストを描いている方。間取りイラストというのは、もう引っ越す・取り壊すなどの理由でいられなくなる我が家を間取りイラストという形で書き残すお仕事らしい。初めて聞いたけど、描いてほしいと声がかかることは多いのだという。(私も描いてほしい!)
どうやら、手作りのもののことを「手仕事」と呼ぶらしい。ひとつの重要なキーワードに感じた。
飽食でいろんなものが溢れている今、こんな酵母パンがあっていいのかな?
シンプルで美味しくて、体に優しい、動物性素材不使用で、大切な人に食べさせたいなぁ~と
思えるような素材やレシピで、毎日食べるご飯のような酵母パンを作っています
お金や社会規範と引き換えに私たちに必要なもの
これからの暮らしを考えた時、こと都会ではパーマカルチャーの3つの倫理のひとつ “ピープルケア”が一番大事だと思ったんです。
ピープルケアとは、人に優しくということではなくて、まず人を知ることです。じゃあ、人本来ってどういうことかと考えたら、狩猟採集民族の暮らしかたにヒントがあると思ったんですね。
なぜなら、人類は7〜8万年もの間、狩猟採取で生きていたわけです。彼らはお金ってものがないから貯めることをしない。ちょっと仕事をして、あとは寝たり、歌ったり。贈り合うことが大好きで、争いを好まず、心から安心して暮らしていた。そうした贈り合うこと、安心して暮らすことが人間の本来の姿だと思うんです。
その人工的なコミュニケーションから天然もののコミュニケーションに移行するためには、ざっくりした言い方になりますが、たぶん、一人一人が自分自身への&他人への愛のレベルを上げる必要がある。
(この日に購入した、戸谷さん執筆の「持ち寄る暮らし」に、その愛のレベルの上げる方法と思われるお話がぎっしり詰まってました。非売品だし内容を書くことは控えるけどこの内容は本当にすごい!)
戸谷さんに、私の妄想、「ほんとうに好きなことしかしない暮らしをなんとか実現できないものかなあ。お金とかその他交換条件なしにみんなが無償で与え合ったらできるんじゃないのかなあ・・・」について、私はシェアハウスの形ではなく、家は1世帯ずつでいいけど、コミュニティとして、お金を介在させない状態をみてみたい、と相談してみたところ、
「アズワンを一度見に行ったらいいよ」
というキーワードをいただきました。大感謝!
アズワンとは、三重県鈴鹿市にあるコミュニティ。15年の歴史があり、今100名ほどのメンバーで運営されているらしい。
アズワンコミュニティ鈴鹿:http://as-one.main.jp/ac/
争いのない幸せな世界の実現に向けて、アズワンコミュニティは、人や社会を科学的に探究する営みをベースに、誰もが快適に暮らせる「やさしい社会」を試みています。
一人の不幸な人もなく、どの人も家族のように愛し合い、怒りや争いなく、楽しく豊かに安心して暮らせる社会が本来の社会だと考えています。
それを夢物語に終わらせないで、研究と実験を重ねながら、規模は小さくとも実現しようと試みているのです。
義務や責任・法律や罰則などに人が縛られるのでなく、一人一人がその人らしい暮らし・生き方が出来るように営むコミュニティです。
つまり「社会が人を幸福にする」というコミュニティです。
すごい!これ、近いうちに行ってみたい!!
こういうの興味ある方いたらぜひご連絡ください、一緒に行きましょう☆
たぶん、私が知りたいこと・追求したいことって、
ギフト経済・パーマカルチャー・トランジションシティ
そのあたりになるんだと思います。
(今回のウェル洋光台もそれらの要素がすべて含まれてます)
概念は知っていたものの、私が超理想状態を追い求めすぎてて
「これじゃないんだよな〜」と思っていたこと。
でも、超理想状態を現実のものとするには、一瞬で超理想状態になるわけじゃなくて、一歩一歩、それこそトランジション(移行)していくわけで。
引き続き追っていきます〜
戸谷さん、ウェル洋光台や市のみなさん、素敵な時間をありがとうございました!
マハロ!
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