月に向かって踊る
前回の記事で、見えなかった壁が見えたよって話を書いたんですが、また、見えない壁見えたぜやったあ、って日記です。
先日、ダンスの自主練を2つの場所でやってきました。
その1
一人で借りてもレッスン費+交通費よりずっと安い。(午前ずっとかりて1400円・カラオケ・ピアノ・机&椅子の設備あり・あと防音!)それに、まずは一度でいいから自分のペースで、完全に自由に動いてみたかった。どれだけできるのか、どれだけ楽しいのか、どんな気分になるんだろうか、、、
一人で音楽かけて、ストレッチして、アイソレーションして、筋トレして、適当にリズム練習?みたいのして、結構疲れた。。ボイトレの発表会があったので歌もやって、ワルツでリズム重要だしって思ってその曲に振りを付けてみて、
そう、この振りを付けてみることが私でもちょっとできて、面白かった。
(でも、そういえば中学のとき創作ダンスでみんなでやってたことなんだよね。今、振りといったら振付師(choreographer)のスゴイ人たち思い浮かべちゃうから勝手に気が引けてました。べつに幼稚園児でも小学生でも未経験でもできないわけないよね!)
でも、これって歌詞のイメージで振ってただけだ。。感情を動きで出すってことは全然やってなかったと気付き、最後、バラードでゆっくり体を動かして、そのときは振り付け意識せず、鏡もみないで即興で動いてみました。
ここでわかったこと
振りをつくることとそのとき感じたままに踊ることってまるで別物だってこと。
鏡でみる自分の姿(体とか顔とか動き)が、私は結構好きだってこと。顔も化粧も何もしてないけど、目をそらしたくはならなかった!全然見てられる!昔と比べるともはやちょっとナルシスティック・・?笑
私から出てくる動きはどれかに入れるならジャズダンスっぽい。
「ジャズよりやっぱりヒップホップとかポップがかっこいいな」みたいなイメージあったけど、でもでも、ジャズも結構いいじゃないか って思えた。
でも、なぜだか、 全体的に発散しきれてない気持ちが残りました。
その2
夕暮れ時の海岸。
散歩ついでにあわよくば・・・踊れる場所・・・みたいな。
(以前知人が海で踊ってみたら?って言ってくれたのが心に残ってたのです)
ラッキーなことに海岸から人が消えていて、遠くの釣り人さん以外は誰もいない。
イヤホンで音楽流して思い切ってテトラポッドの上でちょっと動いてみました。
(砂利浜で、平面ここしかなくてね汗)
1曲、2曲・・・上を見上げたら、高架下で作業してる人がいて、すわ見られたか、っいやいや、気にしない気にしない・・・と言い聞かせ。笑
テトラポッドを降りてみたら意外に砂利浜でも動けるじゃん。音楽に合わせて動き続けていると、そのときまた、今まで見えてなかった壁が見えた気がした。。
「またその動き?」
「バリエーション少ないよね」
「めちゃくちゃだな」
「周りからみたらすごい変だよ、上手いならまだしも。。」
自分への厳しいツッコミが、頭の中で静かに絶え間なく流れていて、そうかこれが壁の正体。これが私を押しとどめてたんだ、私が気づきもしない、完全犯罪だったのか。。
そりゃ動けないわな。。ずっとこのツッコミに負けてきたんだ。でも、こんなにはっきり見えたら言い返せる。
「別にいいじゃん、この動きでも」
「バリエーション?少ないのかもしれない。でもこれが私が今持ってる動きだよ」
「うん、めちゃくちゃだよ、変だよ。悪い?ここでどんな動きしてても誰にも迷惑かけてないよ?」
ツッコミのおかげで、気付いたとも言えること。。
私がやりがちな動きはたしかにある。
で、バリエーションも少ない。
でもそれはバリエーションが少ない=自分の定番の動きから抜け出せない=未熟で恥ずかしい状態ってわけじゃない。
(ああいうツッコミで、つい私は自分は未熟で恥ずかしい存在なんだって思っちゃうのです)
むしろ・・・
やりがちな動きは、もしかすると私の個性なのかもしれない。
少ないながら、今私が踊れるものは、私の今持っている表現であることは間違いない。今持っているものを否定して、何が生まれるっていうんだろう。これからバリエーションを増やしていったらいったで、また変わってくるだろう。実際、幾つかワークショップを受けた影響で取り入れられたと思われる動きもある。
このツッコミ、ダメだしともいうけど、、
この前の記事でも書いたけど、FAPっていう心理カウンセリング(※)を私は再開していて、そこでこの「自分へのツッコミ、ダメだしをオフにする」アプローチをやってまして、その影響もあってかなり可視化されてきたのかなあ、、と思うと日頃コードを唱えているかいがあったわ。この見えない壁みたいなのがどんどん可視化されて、薄くなっていったり、その壁にドアがあってそのドアを掴んで開けることができていったら、どんなに素晴らしいだろう。いつの間にか出入り自由っていうか壁(ほんとに)ないよ?みたいになったらなーーーー って思う。
※FAP心理カウンセリング(Free From Anxcious Programの略。なんかかっこよい)
私が受けてるカウンセリングルームはこちら
(ちなみに「日頃コード唱えてる」というのは、その人の課題にあった遺伝子コードというのを判定し、それを日頃唱えるという宿題(日常できること)があって、それを暇を見つけては唱えているというわけ。)
ーーー
ツッコミが可視化したあとは、自由に動くことができた。
ツッコミは無くなったし、人目は気にならない。(実際人がいないということもある。笑)
中でも良かったのは、月に向かって(月を見ながら)踊ること。
なんかカッコつけてるみたいけど、
でも、月が見ていると思うと、
だだっぴろい海岸がステージみたいで正直めちゃくちゃ気持ち良かった。
素晴らしいのは鏡がないこと。
マルチルームでは常に鏡を意識してて、だからすっきりしきれなかったのかも。鏡でちゃんと自分の姿を見ながら練習したいって常日頃思ってるけど、「どう見えているか」に囚われ過ぎてしまうきらいのある私にとって自分を客観視しない環境は解放感あって素晴らしかったのです。
告知*
実紅が《傾聴の勉強会》をやります(私は一参加者として参加予定)12月23日(祝・金)というイブイブデイ。まだ2名席あります。完全入門編なので、カウンセラー志望の方から、部下や上司に手を焼いていてなんとかしたい会社員の方、家族の話をもっとうまく聞いてあげたい方まで。傾聴の全容をザックリ学べます。
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