しきたんの自由なブログ

思うことや感じることを、けっこう自由に書いてるブログ。

壁が見えた

先日から推してる東京ゲゲゲイからもう一つ学んだことがある。

 

ゲゲゲイにはいろんな個性を持ったメンバーがいて、その揃わなさが絶妙なハーモニーを奏でてて、大好き。その個性についてなんだけど、書き方によっては語弊を招くかもしれないと思って書くのを控えてきましたが、いや、むしろ、、と思って書きます。

 

注意:ゲゲゲイメンバーに関することは全て私の勝手な主観・印象で書いてますので登場する人物の事実には一切関係ないものとして読んでください。 

 

 

私はゲゲゲイを見ながら

自分を押しとどめている壁の存在に気づいた気がする。

 

で、 そうか、しのごの言わずにやればいいんだ、やっていいんだ

と思えた気がしています。

 

とくに、BOWさんとマイキーさんから大きな刺激をもらいました。 

 

 

 

BOWさんは、ぽっちゃり体型というダンサー的には多分珍しい体型で、

彼女も昔は痩せようとしていたらしい。

 

で。。メンバーの中で最速で結婚したという逸話が語られている。

(ゲゲゲイメンバーは、体型がマイナス要素なんてカケラも思ってないからこそ

飛ばせる冗談なんだろうな、と私は思ってます)

 

そしてもちろんダンスもキレキレで、スーパーかっこいい。

 

 

 

私は中学生時代ダンス部員だったとき

鏡に映る自分の姿、とくに太い下半身がすごく嫌で

必要な時以外は鏡を見るのが好きじゃなかった。

周りはスリムでキレイな先輩も多かったし、私より太い人は数名いたけど、、

 (そういえば私、幼稚園からずっと、私より太い人がいるかいないかを気にしてたわ)

 

やっぱり体型は重要。うまくても太ってたらちょっとマイナス。

痩せてたほうがいい。ガリガリな必要はないけど、太いのはNG。

ってずーっと思ってたと思う。

 

 

が、しかし

BOWさんを見よ。。。

 

痩せてる?太ってる?

それが一体なんなんだろう?

その前に、まずかっこいい、かわいい、魅力的、その方が先に来ちゃう。

ぽっちゃりだからこその魅力もあって、

で、今後体型が変わってもそれはその体型での魅力になるんだと思う。

髪も坊主で、それもスーパーかっこいい。

 

 

やっぱりずっと私は結局

「痩せてるから」とか「太ってるけど」とか思ってたんだ、と思った。

体型も個性だ、なんて口先ばかりで言ってたんだ。

 

「私には体型に偏見(思い込み)なんてない」って思ってる限り

その偏見からは抜けられない。偏見は他人にも自分にも容赦はない。

 

 

私は中学時代よりは痩せたけど、まだ下半身は太いし

背は高くないし、顔もかっこよくもかわいくもないし・・・

 

だから、それらに恵まれている人には引け目を感じて、

逆に、私よりも太っている人、顔が悪い人よりは勝っていると

だから人前に出るようなことは恥ずかしい、

でたくても出れる人間じゃないだろうと、

そんな風に、たしかに思ってる。

 

 

透明だった壁が、一つ見えた気がした。

見えなくても、今までもたしかにそこにあって、だから私はその向こう側へは行けなかったんだ。

 

壁が可視化したということは、認識が変わったってこと。

認識が変わったっていうのは、私にとっての現実が変わったってこと。

 

 

今『弱虫ペダル』読んでまして、巻島先輩って人の

「得意なもんが一つだけあってそいつにフタされてたらそんな時どうする? 待つ? 逃げる? 迂回する? それとも落ち込むかァ?突破するっきゃないっショ! おれらそれしかないんだから」

ってかっこいい台詞がある。

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(画像転載:http://www.suruga-ya.jp/product/detail/G4297205

 

壁にぶつかっている主人公を励ますかっこいい台詞なんだけど・・・

でも、それも壁が見えればの話。

 

見えない壁の気配だけなんとなく感じて、多分あそこ通れないから曲がろ~って進んでたら、行きたい場所へいく道を阻む、突破すべき壁はいつまでも現れてさえもくれない。

 

 

前も貼ったけどまた貼っちゃう。これのBOWさんもかっこいいよ。

youtu.be

 

 

もうひとつ。

「しのごの言わずにやればいいんだ」を感じたこと。

 

ゲゲゲイリーダーのマイキーさんはすっぴんからの変身っぷりがものすごい。

 

ステージで、メイク・衣装だけじゃなく、スイッチが変わるかんじ。

自分の体、精神、想像力、ぜんぶ使って作品を作り上げていて、

 

単に男性が女装した

男が女になった

すごい踊りがキレる

とかいうレベルじゃない変貌を遂げる。

 

(「ゲゲゲイ読本」に、日本舞踊を踊るおばあちゃんの舞台での変貌を見て私も化けてやると心に誓った というエピソードが書いてあって、その言葉通り、本当に化けてる!すげえ)

 

youtu.be

 

ありのままの自分で生きる。

 

それはもちろん素晴らしい。

何かを隠そうとして偽って生きるよりも、自由で楽しいだろう。

 

でも、その上で。

「ありのままの自分が」 演じたいと思った姿になったり

作りたいと思った作品を作ったりしてもいいんだと教えてくれた気がしている。

 

自己否定から生じる変身願望は、自分でも苦しいってわかってるから

私はもうありのままでいいやって思ってた。良くも悪くもこのままの自分で。。

 

 

私、「変わりたい」ってずっと言ってたはずなんだけどね

どこかでそれは自己否定からの「変わりたい」で、

「変わらなくてもいい」が本音だったのかも、と思ったりします。

(↑これ、ちょっと複座なこと書いちゃった。伝わるかな?)

 

でも、人は、ほんとうは変幻自在ないきもの。

変身願望は自己否定からばっかりじゃない。

ずっとこのままの自分でいる必要はない。

いくらでも気持ちの向くまま、どんな姿にも変わっていっていい。

 

 

そんな風に思えるようになったのって、これまた私にとって、とても大きい 。

 

 

同じ現実でも、同じものを見ていても、

認識が変わると見える世界が変わるのってこういうことかもしれない。

 

 

 

何が私の認識を変えたのか。コレ!ってのは正確にはわからない。

もう無意識の采配としか言えないようにも思う。

 

ただ、実は私、このブログに書いてないんですが夏から秋にかけてFAP治療という心理カウンセリングを受けに行ってました。

 

FAPについてブログ記事をひとつも書いてないのは、カウンセリング受け終わってから「こんなんでした!どや!!」って書きたかったから。笑 しかし秋に入って金銭事情で中断してしまって結局これで終わり!!ってとこまではいかなかった。

 

 FAP:自分の記憶にないトラウマ記憶へのアプローチ。現代催眠最前線。自分の見えない壁や思考癖が明らかになったり、それを克服していったりする治療で、本人の遂げたい変化を強力に促してくれるような心理カウンセリングって感じ。

 

が、最近パートナーがFAP習得しましたよってことで、今私もクライアントとして再受講(っていうのかな?再治療?)させてもらってます。ラッキー♪

 

この記事で「カウンセリング受ける」って言ったのはそんな経緯があったりしました。

私は病人だ と思っていい - しきたんの自由なブログ

 

今年の夏から今までの気づきとか、やっぱFAPの影響も地味に大きいのかもしれない...と、振り返ると思ったり。。引き続きFAP治療受けつつ、自分の力で変わってやる!とか無謀なことはせずに無意識さんにお任せで、で、やりたいなと思うことをやりながら、ジワジワ&ラディカルな変化を楽しみに待とうと思います。

 

 

kokoloyo.strikingly.com

 

 

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