しきたんの自由なブログ

思うことや感じることを、けっこう自由に書いてるブログ。

「私は(一発で)理解・共感しなければならない」という思い込み

先日ちょっと久しぶりにパートナーと口論になった。その原因を探っていったところ、また一つ心の癖を発見できたので文章にしておこうと思います。

 

 

まとめると・・・

=現象=

・彼女は彼女にとって重要な(共感してほしい)話をしていた。

・しかし私はとんちんかんなたとえを口走った。

・彼女は、私が彼女のことを理解する気がなく適当に話を聞いているのだと思い、カチンと来た。

 

=原因=

・私は、大事な人が「共感してほしい」と思っているときには無条件で共感するという心の癖があり、自分が「理解できていない(=共感しようがない)」ということに気づいていなかった。

 

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楽しく会話しているはずが、険悪ムードへ突入する瞬間

発端は、彼女が彼女にとって重要な話をしていたときに、私が「つまり○○ってことかなあ」と返事したことだった。(これがかなりとんちんかんだった)

彼女は全く理解されていないと感じ「本当にそう思ってるの?」と聞いてきた。

 

私は私で「いや、つまり、、、私は実紅と同じイメージを持ってるんだよ!」と返しながら、同じイメージを持っているというのならば、そんな意味不明な印象を与えるような下手なたとえや言い換えはしなければ良かった・・・と思っていた。言われてみると、そもそも私も自分が言っている意味を理解していないくらい適当な返事で、相手に伝わるとは到底思えないような返しだった。私の意図としては「同感だよ〜」くらいのイメージで反応したにすぎなかった。なぜ「そうだよね(=同感だよ)」という一言が言えなかったんだろう。

 

 

なんだか雰囲気がよくなくなって来たので、

「もしかして、気分を害しちゃった?」と聞くと、

「害しちゃってるよ!!!!」ということだった。

そういわれるまで私は彼女の気分を害したことを認知しないくらい、自然に話をしていたつもりだった。

 

 

こういうことって、私のコミュニケーション上たまに起こる。またやってしまった・・・という感じ。

 

 

実紅は「色は、“重要な話”してるときに限って(本当は同意しているのに)素直に同意しないときあるよね。なんで素直に同意できないの?なんで分かったフリみたいなのするの?」という問いをくれた。

 

たしかにそうだ。実紅と話していてそういうことって今までも何度かあった。「今度から気をつけるよ」どまりになってしまっていた。(お察しの通りこういった改善方法はほとんど意味を持たない。意識的に気をつけられるものではないので、またくり返すのだ)

 

 

 

「私は相手のことを(一発で)理解し、共感せねばならない」という刷り込み

そういうのは、やはりなんといっても小さい子どものことからの、周りの近しい人とのコミュニケーションが反映されてしまう。ということで、まあ普通に考えたら小さい頃の私と母のコミュニケーションの中にヒントがあるはずで・・・

 

(以下は感覚ベースだから本当かどうかはもう分からないし、だから母や過去の私を責めるような気持ちは一切ないっす。)

 

 

なんとなく、小さい頃から、母親の考えていることを自動的に理解すべきだという感覚があった。1言われたら10分かれ、というような。。私は、母の思考パターンや理解してと思う気持ちのパターンなどを脳内インストールして、できる限りそのパターンに忠実に動く良い子だった。

 

つまり私にとって会話に置ける「重要な話」とは、「相手が自分の気持ちや言っていることを分かってほしいと思っているときの話」だ。

 

 

全力で分かろうとしても、分からないことはあったと思う。

たとえば、小さい頃に大人に指示語で色々いわれても分からないことはあったと思う。

今でも母は自分の主観で話すところがかなりあるし(誰だってそうだけどね)。

私が理解が遅い分野はある(道順とか、論理面の弱いとことか…)。

 

普通、分からないことは、分かるように「確認する」というプロセスがあるはずなんだけど、「分かるわよね?(当然分かってよね!)」という圧力が私にかかっていたような気がしている。親子関係の中で、その圧力へ逆らうことはできなかった。

 

その「分かるわよね」圧力で私の思考&行動パターンは歪んだ可能性がある。

 

分からない時も、「それって意味分からないかも・・」と思う暇もなく、秒速で「はい!当然分かります!!!!」となってしまう。「分からない」ことを認識できないので、当然確認できない。「こういうことなの?」とか「ちょっとよくわからないからもう少し教えて」と聞けない。(ときがある。)

 

多分、私は「大切な人から切実に共感(同意)を求められたら共感(同意)しなければならない、理解しなければならない。たとえ意味が分からなくても、そうしなければならない」という刷り込みが強力に入っているようだ。

 

だから、今回の会話でも、本当は彼女が言っている意味が分かっていなかったのに、謎のたとえを出してみたりして、自分が分かっていないことを放置して会話を進めさせようとしたのだ。たぶん。「素直に同意できない」んじゃなく、「分からないことについての(認識&)確認」ができなかったのだ。

 

 

思い込みを解くには?

まずは自覚することかな・・・と思うので、このことについてはとりあえずは第一歩完了。

 

そして、思い込みの逆を自分に語りかける。「私は相手のことを理解したり、共感しなくてもいいんだよ!!!」って。

 

 とはいえまたくり返すこともあると思うんだけど、少しずつ、自分の感覚が麻痺する前に「あっ また理解してないのにしてるフリしてる!!」って自覚できるといいなーって思う。笑

 

 

 

マハロ!

 

 

 

 

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