しきたんの自由なブログ

思うことや感じることを、けっこう自由に書いてるブログ。

私を支配してくる親に借金を申し込んだ話(1)何が何でも自分の気持ちを大事にする

瀬戸際まできた。あとは飛ぶだけ(?)な状況になり、先日実家に相談に行きました。相談内容は「お金に困っているので、まとまったお金を貸してほしい」。

 

↓実家と私についてのストーリー概略を簡単に記載しておきます。

私の実家は人並み以上には裕福だ。父は一部上場企業の社長になり、その上に上り詰めた人物。中高時代は彼が出世するたびに祝電や胡蝶蘭が届き、その後も毎朝うちには父を迎えにくる黒光りする車がとまっていた。その恩恵に預かって、私は私立の中高一貫校、および私立大学へ進んだ。その後私は新卒で大手企業へ入社、父レベルまではいかずともなんらかの功績を立てたいと思っていたものの、やはり父とは別の人間だった。何度か転職し、退職し、そのうちに自分の本当にやりたいことを追求するようになっていった。

 

 

私にとっての本当のゴールは、お金を借りることではなく、私が本来の(いい子ぶらない、解離しない、親に支配されていない)私のままでその場に存在しきること。具体的には「親の言うことに従う前提のお金だったら借りない」ということ。親からやりたい活動の他にアルバイトや就職など収入源をつくるならば貸す、と提案されることは予想できた。(実際にその提案がなされました)でも、思考や行動の選択権を持っている一人の人間だということを前提にした融資を実現したい、という気持ちで向かいました。

 

 

結果・・・・

 

 

本当に、ずっと信じられないと思っていたことが

 

 

信じられないくらいに

 

 

大成功・・・した!!!

家賃に間に合った、そして私の魂も生きている。

支配者(である父)と接したのに、支配されていない。 

 

どうやったらそんなことができるのかも想像つかなかったけど、できた。私すごいことをしたのかも。。いや、した。。翌朝嬉しさがじわじわきました。昨日のあれって・・・すごいことだったんじゃない!?

 

・心(無意識)を信頼し、心とつながりつづけることができた。

・その結果、私を支配下に置こうとする相手に巻き込まれず本来の自分でいることができた。

・その結果、相手に私への説得(支配)を放棄させることができた。

・その結果、相手に屈服する形ではない形で交渉を成立させられた。

・つまり、私を支配下に置こうとする相手と、支配⇆被支配 ではない、自立した個人同士の関係構築をすることができた。

 

ブログを読んでくれる方、FBみていいねとかコメントくれた方のみんなの応援、というのが本当に力になりました。なぜなら、誰かに支配されてる状態って、基本自分は弱い、自分は間違ってる、自分はたいしたことがない人間だ、という気持ちが湧いてきちゃって自信がなくなる。でもみんなが応援してくれている本来の私は、弱くない、意志のある、価値のある人間なんだと信じることができました。本当にありがとうございました!

 

この日のことは、機能不全育ちのアダルトチルドレン(成人してもなお心に傷(トラウマ)を持つ大人の顔した子ども)の私がほんとうの意味で自立した大人への第一歩を踏み出した、とも言えるし、支配者キャラ(私の場合は父)に支配されっぱなしの虚無キャラ(=私)が支配されない生き方をつかんだ、とも言える瞬間だったと思う。

(支配者キャラ、虚無キャラの話の詳細はこちらから)

 

  

ちょっと長くなりますが、その日のことについて書いていきます。

 

その前に、半年ばかり前の両親への期待値がゼロになったと確信した瞬間について書き散らかしていた文章をさっきまとめました。半年でずいぶん変わったものだ。。と我ながら実感。この日があったから今回のことがあったな、とも。

 ※これ読んでも読まなくても内容は追えます。

studio-pikake.hatenablog.com

 

いつの間にか手にしていたプレミアムチケット

お金に確かに困ってて、だから貸してくださいと頼みに行くのだけど。ここでまた親に言いくるめられて、私は間違っていました、親の言うことが正しいです、これから心を改めるのでお助けください。という結末だけは迎えるまい。カードローン&風俗バイトの方がよっぽどマシ。

じゃあどういう結末ならアリなの?親に従わずにお金借りることなんてできるの?それってどういう状態なわけ?・・・わからない。でもやるしかない。行きの電車の中で、怖い嫌だという気持ちと同量くらいの高揚感、とにかくこれをやりきるんだ、みんな応援してくれてるんだ、絶対やるんだという気持ちが湧いてきて、、私って、何の抽選に、いつの間に当たったんだろう、ものすごいチケットを手にしているということに気づいた。これは借金のお願いという形をとった、いわば私に与えられた最大のワーク、チャレンジの機会なのだ。こんなに抵抗を感じることをやり遂げたらどんなことだってできる気がする。

 

その日、両親はゴルフ帰りで到着が遅くなり、先に家についた私が代わりに犬の散歩を請け負った。約束の時間に普通に遅刻して犬の散歩を命じてくる、そして私はそれを責めずに従う、これが関係性が私たちに染み付いた関係性。(私が遅刻する場合は話が別)しかしまあこの子(犬)に罪はない。命じられずとも散歩行きたい?と自分の心に聞いてYESと帰ってきたので、ワンコと散歩しながら心を落ち着けた。この町も金木犀の香りで満たされている。 

 

支配が成り立つ関係性、なりたたない関係性

両親が家に帰ってからピザを頼み、話し合いは始まったが途中ピザを取りに行くことになった。(取りに行くと安いので必ず持ち帰る。。お金は余裕あるはずなんだけど。。そして今私が重要な話してるんだけどね。。)「じゃ、今から休憩ね!」と言って、家に残った父と私は黙ってお互いのことをやりだすこの超ドライな感じ、昔はなんて冷たいんだろうと内心詰っていたけど、先日は「こういうとこあるよね」という感覚にとどまった。もうちょっとあたたかく接してほしい、という気持ちが私の中に驚くほど無くなっていた。振り返ると、ここが一番のポイントだったと思う。喉から手が出るほど親の愛を欲していた私はもういなかった。たとえば食品メーカーが、腹が減っている人間をコントロールするのはたやすくとも、その人が食料を自給自足してしまえばその会社はコントロールする立場に居座り続けることはできない。

 

何が何でも自分の気持ちを大事にする

いつの間にか相手のペースに巻き込まれてはたまらん、とにかくこれだけは言おう、と、行きの電車で湧いてきた言葉を連ねた原稿を読み上げた。最悪これを親の前で読むだけでも自分はよくやったと思える、嘘偽りのない私の気持ちを込めた。親にわかるように事実を曲げたり、親の気に入るような言い方にせずに仕上げられた。

 

また、逆に親をなじって要らぬ刺激を与えることもしなかった。私は、親からひどい扱いを受けてきたと思っている。(簡単に言えば、私は意思のある人間として扱われずコントロールされてきた結果、本当に意思がなくなった。)それはそうなのだが、それを今責めたいだろうか?いや、責めたくない。責めて親が心を改めるのならやってもいいけど、そんな可能性はないことはわかったから、もう時間と労力の無駄だ。親を責めたい気持ちが不意に顔を出すこともあったがもはや、私の本当の気持ちではない。責めたい、とは、本当は愛してほしい気持ちの裏返し。過去の執着が現在の私を邪魔してきているだけ。もっというと、私の気持ちを自在に操ってきた父の支配の手の内でしかない。(本当は愛して、認めて欲しいんでしょう、そのためには・・・ ということなのだ。)

 

 

「私の仕事は、嫌なことをやめて好きなことをしようと呼びかけることです。本当は、みんな好きなことだけしていれば生きていけると信じているから。

 

関連記事:もしも、世界中の全員が好きなことだけやっていたら - しきたんの自由なブログ

 
嫌なことを我慢していると、怒りっぽくなる、自分や人にあたるようになる。どうせ自分はここまでの存在、としか思えなくなる。そんな自分は嫌だしそんな社会も嫌だから、自分がまずそれをやろうとしています。
 
でも、そもそも私は感覚が麻痺していてやりたいことがわからない状態だった。だから私はとにかく嫌なことをやめ、やりたいことをやって、お金も使って、ここ数年間自分を育て直してきました。
 
今そろそろその準備がととのったように思う。整うまで、パートナーのリーダーシップに随分お世話になりました。私の準備を彼女はずっと見守ってくれています。
今初めて本当にやりたいことがふつふつと湧いてきています。具体的には、今運営を担当している彼女のワークショップと個人セッションに加えて、私の対談イベントとワークショップと個人セッションを開始します。私がやりたいこと(=やるべきこと、その人の本当の仕事)がわかったからには、ここから金銭的にも挽回することは間違いない。
 
本当に好きなことをして生きていくために一番必要なことは、相反するようだけど、一番嫌なことをやることだと言われています。(一番避けていたことを体験すると、その人の可動領域が広くなるということです)今私にとって一番嫌なことは、親にお金を借りたりもらったりすること。できればもう頼らずに生きていきたいと思ってた。でも、現状としては、カードローンと(風俗など)超高収入バイトか、親に借りるしか選択肢はありません。後者の方が精神的にはるかにラクです。が、ラクなほうへ逃げるのではなく一番抵抗を感じることをやろうと思いました。今この状態で親にお金をかしてほしいと言えたら、私はものすごく自信になり、成長し、強くなれると思う。収入面でも、その結果確実に増え、長くても一年以内にはかならず返せると思います。
 
どうか私を信じて、お金を貸してください。お願いします。
 
 
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お守りに持っていった海で拾ったきれいな瑪瑙
 
 
次につづく
 
 
 

☆☆☆ 今後のイベントスケジュール ☆☆☆

・Liberesta Open Interview vol.1 
母になった私が自由に生きる、あたらしい仕事の作り方
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