しきたんの自由なブログ

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それは、育休中に出会った1冊の本から始まった(プレ・インタビュー 前編・たのしいくらし研究家 吉田麻理子さん)

10月5日(水)に予定している対談イベント、リベレスタオープンインタビューのゲストのお二人にプレ・インタビューしてきました!

 

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楽しく暮らすことをテーマに、ワークショップや作品制作も展開した活動が注目される 「たのしいくらし研究家」吉田麻理子さん(左)

女性の健康とキャリアに関する研究活動や、その生き方を応援するイベント運営等で幅広く活躍中の「JoyLivingLab.」石井由貴さん(右)

 
詳しいプロフィールはこちらから
 
 
もともと、三人とも知り合いであったこともあり、
でも、お互いの深いところは知らなかったりもして。
(私と麻理子さんとは元大学のサークル仲間、由貴さんは元会社の先輩、
麻理子さんと由貴さんは産後ケアのNPO法人マドレボニータつながり。)
 

会社員生活を卒業し、子育てをしながら自分の好きなことでフリーランスをしている、という共通点のある2人。あっと言わせるアイデアや、ずば抜けた行動力はとどまることを知りません!そのパワーの源はいったいどこから!?

 

もともと私と2人は友人でもあるのですが、もっと私の知らない、2人の深いところを聞いてみたく…!今回のインタビューを楽しみにしていました。

前編・後編に分けてお送りします、どうぞお楽しみください^^

 
 
 
後編(石井由貴さん編)
第二子産後、自分にお金と時間をつぎ込んで大々的に自分探しをした
人生は長い。好きなことは変わっていっていい
「主観的に世界をどう捉えているか」が健康に影響するらしい
 
 
 
プレ・インタビュー(前編)
 

きっかけは、第一子育休中に立ち寄った本屋さん

 
原口色(以下、色)「さて、まずはお二人に今の活動の最初の一歩をどう踏み出したのか、お聞きしたいです。(会社を)やめようと思ってから始めたのか、始めてからやめたのか・・・」
 
吉田麻理子さん(以下、麻)「私はやめるより先に、こういうのがやりたい、がありました。もともと大学でメディアデザインのものづくり系のゼミにいて、昔から何か作るのが好きでそういうの仕事にしたいって思っていて。で、リクルートのメディア開発部があったのでそこに入りたくて入社したんですが、結局営業職についちゃって思うように仕事ができなかったんですよ」
 
石井由貴さん(以下、由)「会社ってそういうことあるよね」
 
麻「なんとなくイメージはあって悶々としていたのが、これがやりたい!に変わったきっかけは、一人目の育児休暇中に本屋さんで「ずっとやりたかったことを、やりなさい」(ジュリア・キャメロン著)に出会ったこと。やっぱり自分は家族や周りの人が楽しく過ごせるものが作りたいんだ、とわかったの。」
 
色「その本とはたまたま出会ったの?」
 
麻「そう!ジュンク堂新宿店の閉店セールで1つだけ置いてあったの。何かを作りたいけどなにを作ろうかわからない時期だった。だからすぐに、これだ!と思って。読んでみたらすごく良くて。
 
最初会社に行きながら作って(SNSに作品を)アップしてたんですけど、そしたらだんだんWSの依頼とか雑誌とかテレビ番組とか来てくれるようになって。そこでちょっとずつ入ってくる仕事があるから大丈夫だと思って、会社をやめました。」
 
由「やりたいことはあって、でも会社組織の中では叶わず、自分なりに進めていった活動が会社生活を凌駕していった感じ?」
 
麻「そう、そんな感じですね。」
 
▼子育て専門Webメディアconobieに掲載。「ニコニコママ・メガネ」ストーリー。
 
色「ブログはいつからやっていたの?」
 
麻「ブログは大学生の時からだけど、今の形になったのは、4年前くらい。
その前から適当に子育てとか料理とかについて書いてたんだよね」
 
由「写真いつも素晴らしいですよね〜!その技術はどこで?」
 
麻「高校生のころから写真が好きでデジカメで撮り始めてたんだけど、前職の紙メディアの営業職で、撮影が入るんですよ。そこでカメラマンさんに教えてもらって身につきました。」
 
由「そうだったのね。(Facebookで)ブログの写真をみて、もうつい記事をよんでます。見入ってしまう写真なの。」
 
麻「ありがとうございます。写真頑張ります(笑)」
 
 

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・麻理子さんの子育て関連記事はこちらから
・作品はこちらにまとまっています(←これ見ると止まらなくなりますので要注意。笑)
 

切羽詰まってやったことが、意外にヒットした

由「私、麻理子さんのことすごくいいな〜って思ってるの」
 
麻「うれしい!(笑)」
 
由「前は工作をやってたけど、今はちょっとやってることが変わってるじゃない。そういうのってどうやって変化させているの?」
 
麻「それは、実は切羽詰まって変えたんです。工作だけやってたら意外と仕事が少なくて...。笑 会社をやめる時にすでに決まっていたWEBメディアの連載と、ときどき紙媒体の原稿依頼をいただいていたんですが、正直仕事が少ない月は収入も厳しく、暇で辛いな...とも思っていました。
 
それから、家でずっと一人で作ってるのが私には向かないことにも気づきまして。何か私が他に提供できる価値がないかなあと思ったとき、私が出会った体験を提供できるんじゃないかって思いました。体験というのは、会社員をしながらやっぱり自分が工作やりたいんだって気づいた頃、出会ったいろいろなこと。今やっている描いて実現ワークショップもその一つです。
 
実はその構想は前からあったんですけど、人に話すたびにやらないほうがいいよって言われたんです。工作だけをやったほうがいいよとか。」
 
由「そうなんだ!工作の方が人としてエッジが立つから、とか?」
 
麻「というよりは、一つのことを続けた方がいいっていう意味合いだったり、すごく悩んでる人が来ちゃったらどうするの?とか言われたり。それで実行には至ってなかったんですが、切羽詰まって、とりあえずやるか!って。始めてみたら、なんとそっちのほうがニーズがあったんです。(笑)
 
それから、実紅さんの「心にきく」こころよ個人セッションも私が会社を退職するのを決断するために受けた貴重な体験だったから「心にきく」手法を習って、それを取り入れた個人セッションを私も提供することにしました。そしたら・・・そっちもニーズがあったんです!(笑)
 
結局、切羽詰まってやってみたことがニーズがあった、みたいな感じで、ここまで来ました。」
 

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色「そうだったんだ!それは今の私としてはすごく励まされるわ。今まさに切羽詰まってるから。(笑)」
 
由「正直なところ、その2つはどういう風に捉えてるの?工作と今のワークショップとではどっちのほうがやりたい、とか、魂的にはこっちがやりたいとか、あったりする?」
 
麻「なんていうか、自分がやりたいことって時期によってやりたいことって違ったりするじゃないですか。子どもの時はピアノが好きで大人になったらお酒飲むのが好き、みたいなそんな感じなんじゃないかって思ってて。」
 
由「ああ、それはあるなあ」
 
麻「そうそう、工作を始めた時は、自分が考えたアイデアを形にして子どもに遊んでもらって、ブログにのせたらだれかが喜んでくれる、ということがすごい嬉しかったんだけど、だんだん子どもも成長して、私が作ったものに喜ぶ時と喜ばないときがあるようになってきたりして。同時に自分の中に「毎週毎週作りたい!」っていう気持ちがなくなってきたんですよね。」
 
 

誰もが、自分自身も気づいてない何かをたしかにもっている、ということ

 
麻「ないところに何かを生み出すのが面白いって私は思っているみたいで。たとえば、描いて実現ワークショップに来てくれた人が、最初は「私は働く女性を応援したいんです!」って言ってたのに、ワークをやってもらったら「分かった、私本当は料理が作りたかったんだー!」って気づいて帰っていくのとか結構いいなあって思って。ないところに本当はあるものが生み出されていくのがいいなって。
 
たとえば、ティッシュの箱に入ってるティッシュって、確かにそこにあるけど見えてないじゃないですか、ま、ちょっと見えてるけどね、あれを出してくるみたいな。工作もそうだし今やっているワークショップ、個人セッションもそうで、形が変わっただけ。今は形を変えて良かったなって思ってます。」
 
由「その人の中にしかないもの、もしかすると本人も気づいていないもの、が出てくるのが面白いんだね。」
 
麻「そう、それを出してくるっていうのが楽しいし、来てくれる人にとってもそれは価値があるって感じてるんです。それから、参加者の方がみなさん一人ひとりのもっている価値観に気づいていって、そして私もその価値観を体験してみたりするのもすごく楽しい。
 
たとえば、描いて実現ワークショップに来てくれたダンサーの方がいらっしゃるんですけど、彼女は一般の(ダンスをやったことがないような)人にも教えていきたいとかもっと自然の中でやりたい気持ちに気づかれていって。私も彼女のレッスンに行って彼女のその価値観、世界観を体験してみたらすごい楽しかったんです。」
 
色「すごい。本当に楽しいことだらけの仕事だね!」
 
麻「もう一人紹介してもいい? もともとヨーロッパに住んでいた、とあるアーティストの方なんだけど、ヨーロッパでは野菜を冷蔵庫に入れないでそのまんま置いてるんですって。で、日本に帰ってからも、レモンをそこに置いておくだけですごい雰囲気変わったりするから、レモンのコンセプトショップやりたい、と。食べ物も出すけど、まずはレモンがそこに一つあるところからやっていきたいっておっしゃっていて、それってすごい面白い!って思ったの。(レモンに)こんな楽しみ方あったんだ!っていう」
 
由「なんでレモンなんですか?」
 
麻「この方がヨーロッパにいるときに、みんながレモンを食べててすごく美味しかった、色んな食べ方もあってすごく印象に残っていて、その原体験からのレモン、ということみたいです。」
 
由「レモンに惚れ込んだ瞬間があったんですね。」
 
麻「そんな話を聞くだけで、レモン買ってかえろうかなって思っちゃったり。このワークショップやるのがわたしもすごく面白くて、だからしばらくやっていこうかなって思ってます。」
 

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ーーーーー
 
前編はここまで。
麻理子さん、たのしいお話ありがとうございました!
 
 
そういえば、私も彼女の「描いて実現ワークショップ」に参加してきました。

現在募集中の日程など、詳細はこちらをご覧ください。

(私が行った時は初回だったから今はさらに進化してるかも?)

 

 
次回は由貴さんのプレ・インタビューをお送りします。どうぞお楽しみに!
追記:更新しました!こちらからご覧ください。
麻理子さん・由貴さんとの対談イベント詳細はこちらから
お一人での参加や初めての参加、大歓迎です!
 
↓↓↓
 
Liberesta Open Interview vol.1 
母になった私が自由に生きる、あたらしい仕事の作り方
〜くらしをテーマに活躍中の2人のフリーランスママに
こっそり秘密を聞いちゃう 参加型トークライブ〜
 
ゲストのお二人も実践中の、ご自分の『本当にやりたいこと』を明らかにする、
心理学のメソッドを使ったセルフワークも予定しています♪
 
10/5(水)13:00-15:30 
東京・新中野/中野(残席10名・定員16名) 
詳細、お申し込み→http://openinterview.strikingly.com/
 
 
 

☆☆☆ その他のイベントスケジュール ☆☆☆

・心にきく《マスター》1dayワークショップ

自分の心の声を聞いて、さらに自由になっていきたい方へ送る1dayワークショップ


9/25(日) 東京・北参道(残席10・定員12名)
10/29(土)名古屋・小本駅(残席10・定員12名)
詳細、お申し込み→http://kokoro-tsunagu.strikingly.com/