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これ、フィクションじゃないと思う。映画『トゥモローランド』感想(ネタバレなし)

昨日レイトショーで見てきたんですが、この映画はヤバい。

 

映画『トゥモローランド』ウォルトが遺した最大の謎にして最高のプロジェクト、と謳われてるけどあながちプロモーション的文句ではなく本当なのかも。

 

以下、思ったことを書くけどネタバレはなるべくしないので、ぜひ映画館行ってください。この作品は「超大作」的な評価は受けないだろうけど、見る人の無意識に良い種を植えてくれる素晴らしい作品だと思う。おすすめです。

 

ストーリー超概略

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知的でアクティブな少女、ケイシー がある時手にしたピンバッジから話は始まる。そのピンバッジに触れると、なんと別世界の中に入れる。夢中でその別世界(トゥモローランド)を体感していたが、突然ピンバッジのバッテリー切れに。

 

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充電方法も分からず、どこかの店に同じピンバッジはないものかと探していると、不思議な少女アテナに出会う。ケイシーはどうやら何かの基準値を越えた存在であり、未来の世界を救う役割を担う者としてアテナにスカウトされたようだった。そこから世界を救うケイシーの冒険が始まる。

 

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これはフィクションじゃない

描き方こそフィクション(SF)風だけど、これはフィクション映画ではなく、私たちの見えていない「本当の現実の世界」をデフォルメして描いている。私たちの現実の捉え方はフィクション(虚構)で、この映画で見せられる現実の捉え方のほうがノンフィクション(現実)。私はそんな風に思う一人です。

 

 

 未来を救うのは、DREAMERS

どんな捉え方なのかー

私たちが通常行っている捉え方は「現実が先、思考(自分の夢、意思)があと※」。(※この表現は実紅の表現をそのまま使っています。)たとえば「もっとゆっくり暮らしたいけど、現実問題無理よね。お金足りないし。」というような考え方。あるいは「日韓日中問題が深刻化している。なんとかしなければ・・・」というようなもの。現実にとらわれている、という感じ。

 

その逆が「思考(自分の夢、意思)が先、現実があと」。たとえば「もっとゆっくり暮らしたいから、まずそうする。(そうすると、ゆっくり暮らしてお金にも困らない現実がやってくる)」あるいは「中国や韓国の人ともっと仲良くなりたい!まずは交流介してみよう!(そうすると、日韓日中の間には問題はなにも無かったことが分かる)」というようなもの。現実にとらわれない、発想、夢を持ち、行動して、非現実を現実化してしまうようなこと。

 

この映画では、後者の考え方・行動をする人のことをdreamer と呼んでいて(ケイシーもその一人)そのdreamerをリクルーター(アテナ)がリクルートしてくるという構造になっている。

 

 

ちなみに・・・(蛇足)

この映画には本当は二項対立は似合わないし、「救う」という表現も適切じゃないんだろうけど、そうしないと映画として成り立たないと言われて入れたんだろうな、と勝手に思いました。セックスはもちろんのこと恋愛要素もほとんどなく、バイオレンス要素もほとんどない中で、仕方なかったんだろうなー。この映画にある二項対立は完全に矛盾していると思うんですよ… 見た方、語りましょー。

 

 

私もトゥモローランドに行きたい。ジョインしたい。そしてそれは多分可能だと思ったりする。

トゥモローランド』では3つの世界が出てくる。

①この世界(the worldとする。恐怖が基盤になっているようだ)

トゥモローランド(another world. ①の別次元に存在する 恐怖ではなく愛、のはず)

③未来の世界(future of the world ①の未来の世界)

 

見ていると混乱するが、おそらく①と②は時間軸的には同時に存在しているらしい。(次元が違う)

 

で、今私がいる位置はというと、①と②の間くらい。最近いわゆる①的な現実からすこーし離れてこれた気もしているんだけど、②には遠く届かず。①に引き戻されちゃう。形而上学的な話で恐縮ですが、そのように感じてるんだよね。

 

 

完全に話がずれますが・・・

昨日映画見る直前に、やたらボーダー柄の人を見たんです。ボーダーTシャツ。ハンバーガー屋さんのテラス席で男性同士で着ている人、通りすがった女性同士で着ている人、ボーダー多いな〜とおもってたちょうどその時反対側のエスカレーターで何人も。で、私自身もその日めずらしくボーダーのタンクトップをTシャツの中に着てたことに気づく。(さらに、家に帰って気づいたんですがパンツもボーダー柄だった笑)なんだろう、ボーダー、しましま、、、、「ボーダーライン??」何かのボーダーラインにいるってことだろうか。そんなことを考えながら映画を見てたんだけど。

 

 

今ブログ書きながらそういうことか、と思った。私は①と②の間にいて、②に行きたいのだ。笑 映画の中では①と②の間の次元の差について、物理的な問題があるように描かれていたけど、本来①から②に行く際に物理的な問題は存在しないだろう。なんというか、心持ち、的なもので行けるのだと思う。そのうち行けると思ってるので、なんだか楽しみ。②は映画の中で描かれているようなSF都市ではなくて、もっとふつーな世界なんだろうけど、ハッピーな世界であることに変わりはない。

 

 

 

ということで、感想記事でした。

この映画、上映期間あまり長くない気がするので早めに見た方がいいと思うよ!!(6月上旬公開)

 

 

 

完全にストーリー概略から省いたジョージクルーニーがサムネイル。笑

 

 

アテナ役の素敵な女優さんのインタビュー。

 

 

 

マハロ!

 

 

 

 

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