【映画】感動！爽快！フリーダム！価値観を揺さぶってくる楽しい映画３選

感動と爽快感が半端ない、すてきな映画を紹介します。（ネタバレなし）

『LIFE!』原題『The Secret Life of Wolter Mitty』

伝統的写真誌『LIFE!』編集部のサラリーマン、ウォルター・ミティ。ネガフィルム部門で地道に勤め上げてきた。恋愛は奥手で直接話しかけることも出来ない。あるとき『LIFE!』の廃刊とオンライン化が決定。LIFE誌を代表するフォト・ジャーナリストで冒険家のショーンから託された「自身の最高傑作ゆえに、最終号の表紙に相応しい」と記す「25番目のフィルム」が紛失していることが判明。ウォルター・ミティはそのフィルムを奪還するため、ショーンを追ってグリーンランドへ飛び立つ。

そこから、加速度的に冒険に次ぐ冒険。ウォルター・ミティは空想癖がかなり激しい人だったんだけど、だんだんその比率が低くなっていく。その、現実で全力を出し始めた彼の変化がすごい。（ちなみに前半のその空想癖っぷりは普通に面白い。この映画はコメディドラマファンタジーという括りで、ベンスティラーはコメディアンなのです。）

自分もなんだかんだ言い訳したりして出し惜しみせず、全力でやってやるわ！生きてやるわー！という気持ちに自然になれる映画。

音楽とフォトジェニックな映像がほんと良い。このダイナミックな世界観と音楽とカメラワークで心臓ごと持っていかれます。

f:id:studio_pikake:20150511094859j:plain

www.youtube.com

LIFE!/ライフオリジナル版 (字幕版)

発売日: 2014/07/01
メディア: Amazon インスタント・ビデオ
この商品を含むブログを見る

サントラ、作業用BGMにもオススメ。壮大な気分で作業できます。笑

LIFE! オリジナル・サウンドトラック

アーティスト: サントラ,デヴィッド・ボウイ feat.クリスティン・ウィグ,ホセ・ゴンザレス,グレイス・ミッチェル,オブ・モンスターズ・アンド・メン,ジュニップ,ローグ・ウェーヴ,ジャック・ジョンソン,バハマス feat.ザ・ウェザー・ステ-ション,ローグ・ヴァレー
出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
発売日: 2014/03/19
メディア: CD
この商品を含むブログ (6件) を見る

『カールじいさんの空飛ぶ家』　原題：『Up』

伴侶を亡くしたカールじいさんの大冒険、というか、現実からの大逃亡劇。二人とも冒険家に憧れていて、伝説の滝・秘境パラダイスフォールに彼女を連れていくと約束したのにその約束を果たせなかったことをカールじいさんは悔いており、ついに家に風船をつけて家ごとパラダイスフォールに向けて飛び立ってしまう。

この予告編でも強調される奥さんとの思い出、奥さんへの思い、今も抱いている彼女への愛情描写を見れば誰でも切なくなる。これだけでも泣くと思うけど…この映画の感動ポイントはそこじゃない。

彼女への愛情に隠して温存してきた、彼の後悔とか執着とかをぶっ飛ばす、その勇気が超感動ポイント。本当に本当に本当にすごい。この年齢で私はこういうこと出来るだろうか。こういう状況に陥らないくらい、好き勝手思いっきり生きていれば、結末は違ったのかもしれないけれど。

なんとなく伝わるかな？　

ともかく、単なるおじいさんの楽しい冒険物語どころじゃないピクサー＆ディズニーの本気作品です。

ちなみに：同監督（ピート・ドクター）『晴れときどきくもり』という短編アニメも見応えありすぎ。お得感満載。

www.youtube.com

そもそもこの映画を見たのは、もうすぐ（2015年7月）公開予定の『インサイドヘッド』の監督が作ってたから。実紅がこの作品めっちゃ興味あるから過去作品見ようと言い出して、見たら大正解だったという作品でした。

カールじいさんの空飛ぶ家 (字幕版)

発売日: 2013/11/26
メディア: Amazon インスタント・ビデオ
この商品を含むブログを見る

これも、音楽すばらしい！このサントラ車でよくかけてます。

カールじいさんの空飛ぶ家オリジナル・サウンドトラック

アーティスト: ディズニー(SOUNDTRACKS)
出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
発売日: 2012/09/14
メディア: MP3 ダウンロード
この商品を含むブログを見る

ちなみにインサイドヘッド。映画館でキッズと一緒に吹き替え版楽しみました。

インサイド・ヘッド (吹替版)

発売日: 2015/11/11
メディア: Amazon インスタント・ビデオ
この商品を含むブログを見る

字幕がいい！という方はこちら。

インサイド・ヘッド (字幕版)

発売日: 2015/11/11
メディア: Amazon インスタント・ビデオ
この商品を含むブログを見る

『きっと、うまくいく』原題『3idiots』

ボンベイ製作の映画＝ボリウッド。ボリウッド映画にも必ずダンスと歌が入ってて、それだけで見てて超楽しいから好き。

インド（の一部）には、生まれた瞬間からエンジニアか医者になるように期待され、そのように育てられる、という状況があるようです。子どもたちはその期待に答えようと懸命に努力するものの、本当は別にやりたいことがあったり、親が期待するほど成績が出せなかったり当然あるわけで。その軋轢で苦しむ子ども、若者が大量にいるらしい。（今の日本でもそうだし、特に過去の日本でもそういう傾向は顕著だったと思う）

この映画はそんな現実の中で生きる工学系大学の３人組の人間讃歌映画。主人公ランチョーのモットーは「ALL IS WELL（きっと、うまくいく）」。頭おかしいくらいにまっすぐで、そしてめちゃくちゃ頭がよくて、ばかばかしい現実を相手に楽しい騒動を巻き起こすランチョー。彼を見てると、現実（世間）に合わせて苦しく生きる必要ってぜんぜんなかったんだな〜って思う。

３０代の現在と大学生時代の回想シーンで構成されていて、最後にすべてつながって爽快。

www.youtube.com